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理想の住まいを創るデザイナーズ・リフォーム

一級建築士 インテリアコーディネーター 鈴木 早苗

写真:鈴木 早苗氏

「デザイナーズ・リフォーム」という言葉を聞いたことがありますか?

リフォームしたい!もっとカッコいい部屋にしたい!と思ってリフォーム会社へ行ったのに、いざ相談してみると、どうも思ったとおりのプランにならないなあという方、思った以上の素晴らしい住まいを手に入れるためには、コツがあるのですよ。
デザイナーズ・リフォームは、建築家やデザイナーが設計をする一品生産のオーダーメイド・リフォームです。それって、一般のリフォームとどう違うの?と思われますか?
大きな特徴は以下のとおりです。

 
  1. ①根本的に間取りを見直し、最適なプランに創り変えることができる。

    住み慣れた家だと、意外に気がつきませんが、プランのまずさが原因で、使い勝手の悪い家になっているケースがよくあります。提案された新しいプランを見て、「こんなことが出来るなんて夢にも思わなかった!!」という方がよくいらっしゃいます。

  2. ②単に見た目の良さやかっこ良さだけではなく、工期や予算などを総合的に計画できる。

    これが肝心です。大型リフォームの場合、リフォーム中どこに住むのか、引越しするのかしないのか、それによって全体の予算組みが変わってきます。住みながらのリフォームは出来る場合と出来ない場合があるので、それも建築家に相談してみると良いでしょう。

  3. ③家具・カーテンを含めたトータル・デザインを提案してもらえる。

    家具・カーテン・備品などがトータルでインテリアデザインと合っていないと、かっこ悪いものです。また、何を買えばいいのか良くわからないという話も耳にします。これらをすべてプロに提案してもらうことによって質の高いインテリア空間が出来上がります。(ただし、建築家によっては家具までコーディネートしない人もいるので、事前によく聞いてみましょう。)

  4. ④設計のプロを入れるので、設計料がかかる。

    「えー、結局デザイナーズ・リフォームは工事費の他にも設計料がかかって高くつくのね!」とお思いのあなた、そうではないのです。そもそも、誰に頼んでも、一定の規模以上(プランの変更を伴う)のリフォームでは、図面を描くことが必要になります。工務店に直接頼んでも、そこが誰かに図面を描かせるケースが多いので、経費としては必ずといっていいほど設計にはなんらかの費用がかかっているのです。それなら、いっそ直接設計のプロに頼んだ方が質の高いデザインをしてもらえるし、その設計料にいくらかかったのか、よくわかっていいと思いませんか?

では、デザイナーズ・リフォームをするときには、どういうことを準備すればいいのでしょうか。

  1. ①まず、現在の住まいの問題点を書き出し、家族でよく話し合いながら、解決の優先順位を付ける。

    これをちゃんとしておかないと、リフォームが始まる前から大喧嘩などということになりかねません。話し合いに参加していない家族がいると、もめるもとになります。

  2. ②工期・予算などの大まかな計画を立てる。

    特徴の欄にも書きましたが、全体計画をしっかり固めてから工事にとりかかることが大切です。工事が始まってから、やっぱりここも工事しようとか、ここはこうじゃなくてああしようとか、行き当たりばったりに変更を重ねることが、実は一番費用も時間もかかり、効率の悪いリフォームになってしまうのです。そういう意味でも、しっかりとしたプランが必要なのです。

  3. ③図面(出来れば竣工図)を用意する。

    リフォームというのは、既存建築があって、それを直す訳ですから、設計者にとっては、元がどうなっているのかを知ることはとても大切です。詳しい元の図面があれば、設備関係や構造もよくわかります。竣工図というのは、建物が出来上がった後の図面ですが、もしなければ契約時の図面でも結構です。

  4. ④依頼先を決める。

    ここがまた肝心です。プロのデザイナーや建築家に頼みたくても、どうすればいいかわからない!!という声もよく聞きます。雑誌やTVでこの人!と思う人がいれば、実際に会って話してみることをお勧めします。まず、電話かメールで連絡をとり、概要を話します。大抵の設計事務所では、こうした初期の訪問を営業活動の一環と考えているので、気持ちよく応対してくれるはずです。また、ホームページを持っている事務所も多いので、それで下調べをするのも良いでしょう。施主に建築家を紹介するプロデュース会社もあるので、そこを訪ねてみるのも一つの方法でしょう。そういう会社であれば、複数の建築家が登録しているので、その中から自分に合った人を推薦してもらうのも良いでしょう。

それでは、最後にガイア・アソシエイツで設計したデザイナーズ・リフォーム の実例を3題ご紹介いたします。

若い世代のための開放的なマンション・リフォーム

  • 広いLDK
    和室・独立型キッチンをなくした、広いLDKが特徴
  • 多目的カウンター
    キッチンから続く、様々な用途に使える長い多目的カウンター
  • 洗面脱衣室
    LDKと連続する明るい洗面脱衣室
  • 玄関
    狭い個室をなくした開放的な多目的室・玄関
  • プロデュース・施工:(株)女性建築家チーム
  • 写真:ユニバース(株)

リタイア後、2人で趣味を楽しむマンション・リフォーム

  • リビング
    不要な部屋をなくした合理的なプラン
  • AVスペース
    LDKも食後は、AVスペース
  • 洗面脱衣室
    通風・換気の悪い洗面脱衣室をなくす
  • LDK
    ひとりひとりが気ままに過ごせるゆるやかなLDK
  • プロデュース・施工:(株)女性建築家チーム
  • 写真:ユニバース(株)

犬と暮らすペントハウス住宅

  • ペントハウスのリビング
    犬のバリア・フリーも考えた開放的なプラン
  • ペントハウスのリビング
    キッチンの位置を変えて広がりを演出
  • ペントハウスの玄関
    人も犬も快適な素材の選定
  • ペントハウスの階段
  • 施工:栄港建設
  • 写真:田伏博

【すずき・さなえ】

1959年 大阪に生まれる
京都市立芸術大学美術学部環境デザイン卒業

竹中工務店設計部、アーキテクツ&アーティスツ、ボンテンピ&レボルディ(ミラ ノ)を経て1992年からガイア・アソシエイツ一級建築士事務所をパートナーの鈴木健一郎と主催

住宅から医院、商業施設、オフィスビルまでオール・ラウンドに建築設計を展開
建築作品の雑誌掲載・TV放映・受賞等多数

【公式サイト】
ガイア・アソシエイツ一級建築士事務所

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